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　新年明けましておめでとうございます。お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
　昨年の１０月、総務大臣・内閣府特命担当大臣（マイナンバー担当）の大役を仰せつかりました。これも今日まで長年にわたりご支援いただきお世話になった皆様のお陰であり、心より感謝申し上げます。ご期待に沿えるよう懸命に頑張ってまいりますので、今後とも変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

　さて、現在、日本は大きな時代の変わり目に差し掛かっています。狩猟・農耕・工業・情報に続く「第５の社会」を意味する「Society5.0」に向けた大変革期の入口に立つとともに、東京一極集中がはらむリスクは最近の多発する災害で顕在化しつつあります。こうした変化に対応した地域づくり、地域振興を進めなければ、疲弊した地方の課題を解決し、持続可能な地域社会を実現することはできません。そのためには、「Society5.0」を支える新技術を最大限活用して、就業の場の確保、医療・教育・公共交通などの生活サービスの確保を進めていかなければなりません。さらには、最近の若者の「生活環境を変えたい」という意識の変化を捉えて、担い手の確保に取り組むとともに、安心して暮らせる地域づくりへの取組も必要不可欠です。

　そのため、私は、地域力強化に向けた省内横断的な推進組織として、副大臣、政務官、関係各局長をメンバーとする「地域力強化戦略本部」を立ち上げ、「Society5.0時代の地方」をキーワードとして総務省の具体的な取組を取りまとめた「地域力強化プラン」を昨年策定しました。今後、「地域力強化プラン」の推進に関係省庁とも連携しつつ、着実に、かつスピード感を持って取り組み、皆様とともに、地方の疲弊を打ち破り、持続可能な地域社会の実現に精一杯頑張ってまいります。

　皆様の今年のご健勝とご多幸を祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。