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戦いすんで (2009年10月13日配信)

■■■    戦いすんで    ■■■  日本国中、大嵐のような衆議院選挙でした。比例復活という形ではありますが、議席を与えていただいたことに感謝申し上げますとともに、ご期待に沿えるよう懸命に頑張ります。  さて、今回の選挙では、得票数以上に議席の差ができることや、まったくの新人に経験豊かなベテランが吹き飛ばされるなど、あらためて小選挙区制のすさまじさを感じるとともに、多くの反省すべき点がありました。  まず「姿が見えない」とのご指摘を多くいただきました。私としては初当選以来、公式行事はもちろん国政報告会や後援者向け通信、支援者訪問など精いっぱいの活動をしてきたつもりですが、振り返ってみれば、内向きの活動だったかもしれません。  先日、毎日新聞に作家の桐野夏生さんのコラムが載っていて大いに触発されました。このコラムでは、保釈された女性タレントがカメラの列に向って数十秒間も直角に腰を折り、謝っている姿を、「見る人」のために「見られる人」としての役目を果たしているとして、日本でもこの謝罪会見で「見る」「見られる」仕組みが根づいた。さらに「見る人」は、「見られる人」を一方的に値踏みするなどと論じています。  まさしく政治家も、「見られる人」の活動が求められる時代になったのだと感じた次第です。今後の活動にあたって参考にしていきます。  また自民党では反省会が開催され、さまざまな意見がさまざまな角度から述べられ、「自民党再生への提言」としてまとめられました。  私はその場で、次のような発言をしました。  第一は、政策を遂行するにあたって、国民の皆様に理解を得るための説明が足りなかったことです。平成16年から年金改正、介護保険改正、医療制度改正、そして後期高齢者医療制度の創設と毎年矢つぎ早に制度改正を行い、国民の皆様に負担増を求めました。少子高齢化を乗り切るためと言いながら、右肩下がりの時代での改正だけに、国民の皆様の負担増にならざるをえなかったわけですが、十分な理解をいただく間もないまま、あまりに無頓着に改革を進めたこと。  次に、その過程で保険料が上がり、国民の皆様、特に高齢の年金生活の方々にとって非常な負担感となっていることへの心配りが不足していたこと。  三つめは、日本の将来への不安、地域の将来への不安、そして個人の将来への不安を抱く国民に対して、明るい将来像や日本を再生する長期ビジョンを提示できなかったこと。  同時に、誤解の部分も多かったのですが、無駄遣いや天下り問題への対応に、国民の目線とかけ離れた点があったこと、などを指摘しました。  以上の反省点を含めた幅広く深い反省のもと、今後国民の期待に応えられる健全な保守政党として再生し、新しい自民党となるよう、しっかり頑張ってまいります。  また今回の選挙では、今まで以上に噂が一人歩きしてしまった問題がありました。冒頭の「姿が見えない」ことにも関連しますが、「岩出に土地を買って、海南から引っ越した」「海南の神出市長との交友が芳しくない」との噂を信じておられる方が少なからずいらっしゃったことに驚きました。  これらはまったくの事実無根です。  「姿が見えない」ことが悪く反映した事件であったと自戒し、今後はこういう誤解がないよう一層がんばってまいります。

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