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今回の選挙で訴えたこと(2017年11月27日配信)

 衆議院選挙では、すばらしい結果をいただきました。皆さんのご期待に添えるようにしっかり頑張ってまいります。
 投票日の翌日には議院運営委員会筆頭理事という役目柄、選挙後の国会を開くための対応に早々に上京しました。そして関係の皆さんと協力しながら11月1日の開会にこぎつけ、引き続き連日、舞台回しの裏方を担っています。そのため頻繁には政調会などの会議に出席できないこと、とくに数年続けてきた税調インナーの役を辞退せざるを得なかったことは残念です。ただ、これからもしっかり関わり、皆さんのご期待に応えて行きたいと思います。

 さて、選挙では「『安心の未来』を築く」をテーマに、変化しつつあるさまざまな課題への対応を訴えました。

(1)緊迫する国際情勢の中で「安心の未来」を築く!
 東アジア情勢、特に中国と北朝鮮に関する情勢は大きく変わっています。とりわけ北朝鮮問題は喫緊の課題で、まずはアメリカはじめ各国と連携して厳しく対処すべきこと、そして同時に自分の国は自分で守るという強い意志を現すことが重要であり、そのための一つの手段が憲法改正です。
 戦後70年改正してこなかったことを考えれば、現在自民党で検討している安全保障に関わる、自衛隊の合憲性を明確にする案と緊急事態への対処を規定する案の内容だけでも十分に、日本の意志を示せると考えます。

(2)技術革新がもたらす第五の社会(Society5.0)で「安心の未来」を築く!
 第5の社会とは、昨年政府が発表した、狩猟・農耕・工業・情報に続く社会との概念です。IoTや人工知能をはじめとする革新技術によってもたらされる、現実空間と仮想空間が融合した社会とされ、さまざまな課題を解決し新しい社会・経済を目指す構想です。
 社会全般に大きな変化がもたらされることから、各々の分野でアンテナを高くして対応していただかなければならないこと、そしてこの変化を経済成長につなげるとともに、人間中心の豊かでゆとりある社会にしていかなければならないことを訴えました。
 さらに、十数年後に私たちの子どもや孫は、人口知能などが当たり前の時代を生きることになります。その時に必要とされる能力を身に付けておくのに最も重要なのは教育です。最近の研究では、乳幼児期の教育が将来に大きな影響を与えると指摘されており、どのような環境に育っても誰もがきっちり教育が受けられる社会を目指して、乳幼児教育の無償化を進めます。

(3)大震災や集中豪雨などに備え「安心の未来」を築く!
 とくに雨の降り方が地球温暖化に伴い大きく変化し、もはや異常気象ではなく気候変動によるものでいつどこで集中豪雨が発生してもおかしくない時代を迎えており、それに備えた排水設備の充実や堤防の整備などの促進が急務です。
 偶然にも投開票日に台風の直撃を受け、かつてなく各地で斜面崩落や道路陥没、そして床上・床下浸水が多数発生しました。後日、防災担当大臣や党災害対策特命委員会による被災地視察に同行し、菅官房長官に特命委員会メンバーとともに視察結果を踏まえた陳情を行ったところです。しっかり対策を講じていきたいと思います。

(4)人生100年時代が実感される中で「安心の未来」を築く!
 政府に「人生100年時代構想会議」が設置され、全世代にわたり生き生きと暮らすための議論が予定されています。
 十年前、座長を務めた自民党国家戦略本部の「人生100年時代の人生設計PT」で提言を行い、自民党をあげて人生100年時代を生き生き暮らすための取り組みを進める予定でしたが、福田内閣の総辞職とその後の混乱のため今日に至りました。
 十年遅れた感はありますが、かえって国民的な共感を得られる状況になっただけに、待ったなしの気持ちで取り組むべきと思います。さらに今回は、時代の大きな変革期であることを考えれば、若い人たちにとっても100年をどう働きどう生きるかは非常に重要であり、全世代にわたる議論が必要です。

(5)「地方創生」を進め「安心の未来」を築く!
「地方の活力なくして、日本の活力なし」。地方の衰退は待ったなしの状況にあり、東京一極集中を是正するため国の機関や民間企業の地方移転、地方大学の充実、さらに今後の基幹インフラである次世代通信(5G)の整備など、党内で声を大にして主張しています。
 また地方創生事業は5年計画の3年を過ぎ、あと2年で大きな成果が出るよう各地での頑張りを期待しています。さらに国や自治体だけではなく、住民の皆さんにも知恵やアイデアを出していただき、地域特性を活かした産業や観光などの振興を図ると同時に、革新的技術を活かした生産性向上や新産業の創出が重要です。
 国・自治体・地域住民が力を合わせて、地域に就業の場を創出し、地域の活力を維持していくべき時を迎えています。

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