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新しい自民党に向けた第一歩(2012年10月22日配信)

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 安倍総裁、石破幹事長体制がスタートし、私は石破幹事長の下で副幹事長を務めることになりました。しっかり職責を果たしていきたいと思います。
 なお、今回の総裁選は世間の注目を集め、決選投票で地方党員票の結果が逆転されたことも話題になりました。この原因となった総裁選ルールは、小泉総裁選出のとき各都道府県の一位が総取りする仕組みの影響が大きすぎたことから、ドント方式に改められたものです。極端に偏ることなく、地方の思いと国会議員の判断があいまって総裁が選出されるべきとの考えに基づいていますが、あらためて今後、地方組織の意見も踏まえ、決選投票に一回目の投票結果をどう生かすかなど検討していくことになります。

●自民党の新しい指針
 さて、安倍総裁は新しい党役員就任の記者会見で、次のように発言されました。 「やはり目に見える形で『ああ随分新しい執行部、派閥についても変えていくんだな』とわかりやすく、近いうちにお示ししていきたいと思います。(中略)今後、自民党が大きく変わっていくと国民にも期待していただきたいと思います。」  また、石破幹事長から届いた総裁選の挨拶状には、簡潔な文面にもかかわらず、特に次の一文が添えられていました。 「野にある今こそ、自民党は国民の共感を取り戻すために大きく変わらなくてはなりません。今は天が自民党に与えてくださった最後の機会なのであり、自民党が新しく生まれ変わることだけが日本再生の唯一の道であると私は信じます。」
 この認識こそ、まさしく私の考えるところであり、石破さんの推薦人となった理由です。
 しかし先日、新聞の囲み記事で「石破流に『古い自民』の壁」と、派閥のことが報じられました。確かに支援体制や新人教育などの面で派閥の効用はあるものの、資金面やポスト配分などで国民的批判を受けた事実を真摯に受け止め、改善していかなければなりません。

●派閥の現状
 また派閥に関しては総裁選で、私は山崎派なのになぜ、石破さんを支援するのか、との質問も受けました。
 新聞などの報道では未だに派閥中心かのように報じられますが、実際のところ最近では、山崎派のみならず、派閥を超えて個人の考えで判断する例が増えています。派閥のあり方が、他の面も含めて、大きく変化している証でもあります。  たとえば私の場合、2年ほど前、党の全体会議で他の議員とともに「派閥政治への批判がある以上、派閥を解消して、党が派閥に代わる新たな形で運営すべき」と発言したところ、当時の谷垣総裁より「派閥の効用もある。加入は自由」との答弁があり、同志とともに山崎拓会長に直接、派閥離脱を申し入れました。ただ、山崎会長が再起を期しておられたことから、影響を鑑みて当面、名目上だけ所属することとしました。しかし爾来、派閥の会合には参加しておらず、また山崎会長の不出馬宣言もあり、今年中には名実ともに離脱する予定です。

●改革に向けた取り組み
 こうした新しい自民党への流れの中で、新執行部はすでに選挙のノウハウや新人を教育する党本部直属組織の新設を検討しはじめ、候補者の公募制度への党員投票の採用も求めました。私が事務局長として係わった、党改革委員会提言も大いに参考にされています。  今後さらに国民の「信頼」を得て、その上で「支持」を得られる自民党に変わっていくよう、新執行部でがんばります。

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