トピックス(2017年4月17日配信)

■■■   トピックス   ■■■

 自民党の党本部では毎日のように朝8時から夕方まで、法案などの審議やテーマを絞った勉強会などさまざまな会合が開かれ、自民党の国会議員は本会議や委員会の合間をぬって参加しています。そうした中、興味深い話を聞けたので、かいつまんでご紹介します。

●中国経済の実態

(1)現在の中国では、旧い銀行がニーズに応えられなかったり偽札問題などのため、フィンテックと呼ばれる最先端の金融などニューエコノミーが普及。その反面、ネットビジネスの影響で大規模店舗の減少などオールドエコノミーが大きな影響を受け、失業者が多く出ている。しかし、職業訓練制度がないことや地方出身の2世3世のため田舎にも帰れず、治安悪化要因になっている。

(2)経済学的に見ると、
(a)高速道路や鉄道などインフラ投資は一巡しており、今後の投資は次世代通信(5G)などソフト面になる
(b)過剰設備が解消していない
(c)不動産バブルにより鉄やセメントなどの消費が停滞
(d)老後への不安と、上位3%で資産の75%を占める格差の中で富裕層は海外で信用の高い商品を買うため、消費が伸び悩んでいる
(e)コアの部品は主に日韓からの輸入だが、その輸入量が落ちており、人件費増や為替変動のため生産自体が落ち込んでいると見られる
などが指摘される。

(3)基礎研究への投資は、米17%、日13%に対し中4%であり、知財保護などもないため企業が投資しない状況で、コアの部品を自前でつくることは難しい。

(4)中国の外貨準備残高が2兆ドル減少した。華僑系ファンドを通じて、米国の株式投資に回ったと考えられる。現有残高は3兆ドルあるが、決済には1.8兆ドルほど必要であるにもかかわらず流動性は3~4000億ドルにすぎず、今年から個人の海外投資や企業の送金に規制がかかっている。キャピタルフライトの原因は、景気減速・通貨安・不動産バブル・政治リスクなどである。今後数年かけて、現在の管理変動相場制から自由変動相場制に移行せざるを得ない。


●日本の若者の実態

(1)第一の特徴に、生まれてからほとんど不景気の時代であるだけに不景気が前提であり、未来への不安と高い安定志向がある。第二に、携帯電話やスマホとともに成長して広いネットワークができた結果、周囲への過剰な気遣いと周囲からの拘束や監視の感覚、既視感による視野や行動範囲の狭さといった特徴があり、縮こまったスモールライフの傾向がある。

(2)特性として、
(a)不況を理由とした節約志向ではなく、ユニクロや100円均一がよいから使う
(b)価格でなく中古でも良いモノへの目利きを自慢
(c)長く使ったり、付き合ったりを求める
(d)「ママっ子男子」などの友達親子
(e)地元、地元友達、実家が大好きの増加
(f)流行よりノスタルジーで、思い出コンテンツを楽しむ
(g)どこへ行くかより、いつものメンバーと居ることを好む
などが挙げられる。

 以上のような若者に関する指摘があり、ライフスタイルに時代が大きく影響していることがわかりました。自分の世代だけで判断しては事を誤ることを、肝に銘じて活動していきたいと思います。